『企業実務に即したモデル社内規程と運用ポイント』を読みました。

社労士就業規則実践研究会の社労士先生方々が執筆されている書籍です。

こちらの書籍のポイントは、

規定例だけでなく、趣旨や運用ポイントが丁寧に書かれているところです。

規定例だけであれば、インターネットや官公署からも収集することはできます。

ただ、その情報が会社に合ったものなのか、どこが大切な文なのか、よくわからないまま就業規則に含めてしまっている事業所さまもあると思います。

さらに、実際に規定はしてみたものの、全く運用できていない、又は運用の仕方が分からない場合も多いのではないでしょうか。

就業規則は規定するだけでなく、実は、規定の趣旨を理解して、運用できてこそ価値もより高まるものです。

これだけ丁寧に運用のポイントを執筆できるのは、やはり、日々、実務家として実績を残されている先生方だからだと感じました。

参考になった文章など、すぐに探せるように、蛍光マーカーで沢山線を引きました。

社内規程は、会社にとってのみ都合のいいものでは決してありません。

労働者にとっても、使用者にとっても、お互いに、誠実に働き、気持ちの良い関係を保ち、安心して働けるように定めるものだと、私は考えております。

さらに、運用しやすいことも大切です。

運用についても分かりやすく説明されている書籍は貴重だと思います。

経営者さま、人事・労務の担当者さま、社労士のみなさまにお勧めです。

勤務されている方にとっても、自分の勤めている会社の就業規則と比較されてみると、より会社のことを理解できるかもしれません。

ぜひ、お手にとってみてください。

佐藤広一先生や長沢有紀先生など、実務家として実績豊富な、業界でも有名な方々が執筆されています。

手元に置いておきたくなる一冊です。

しっかりした実務参考書なのですが、小説や漫画を読むときのように、ワクワク楽しみながら、どんどん読み進みました。

特に、社内規定に普段から接している人にとっては、そのくらい抵抗なく、興味をひきつけられるますよ。

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労働新聞社さまのサイトからも購入できます!
https://www.rodo.co.jp/book/9784897615981/

 

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