ここ数カ月、女性活躍やダイバーシティーについて、インプットする機会が数回あった。

しばらくの間、自分自身が”働く女性(女性起業家)”であったり、”女性のコミュニティーや団体を運営”したりすることあっても、人の話をじっくり聞く機会をなかなか作れなかっただけに、私の認識が甘かったことに気づいたり、なんとなく腑に落ちなかったりしたことがスッキリした。

私が感じている、働く女性(労働力)を増やすための近道は、次の単純な二つだ。

女性が何かをしようとしたときに、それを制限しないこと。

一つは、『女性が何かをしようとしたときに、それを制限しないこと。』

女性に限らず、専業主婦、パートと育児・介護の両立、時短勤務、フルタイムワーカー、自分で選んだならどれも正解であって、自分の環境に合わせて自分が幸せな選択すればいいと思う。

問題は、本当は働きたい、社会で自分を表現したい、と思っている女性が、こどもの存在や周囲の人たちの目線、一番は夫の「妻はこうあるべき」という固定観念に、その思いを制限(抑圧)されていることが少なからずあるということ。

こういった日本独自の制限が取り払われることで選択肢が増え、女性がもっと活きやすくなる。

家事、子育て、介護についてのこどもの頃からの教育。

もう一つは、『家事、子育て、介護、についてのこどもの頃からの教育。』

「男性が外で働いて、女性は家庭を守る」とか、少し進化して、「共働き世帯では男性も家事や子育てを”手伝う”」とかいうものではなくて、『女性も男性も”一緒”に家事も子育ても介護もする』ということを、義務教育の一環に取り入れること。

今更ながら、「専業主婦」という言葉や「こどもを生み育てながらの女性の起業は難しい」という概念など、それ自体が日本の教育でうえつけられていたということに、はっと気づいた。

私自身が今感じている、「母親であるアタシがやるべき」と思っていることができなかったときの罪悪感や後ろめたさ、「夫は仕事に影響が出ない範囲で育児と家事に最大限参加してくれればいい。」と思っていることも、日本で育つうちにしみ込んだ感覚や概念なのだと。

この思い込みは、こどもの頃からの教育で変えられる。

仕事を頑張れば頑張るほど、生活が回らなくなり、妻はどんどん苦しくなっていく。

こどもを安心して預けられる環境整備の不足、赤ちゃんを預けて働くなんて・・・という固定概念を強要する周囲の雰囲気や目線、なんといっても、妻が働くことへの理解のない夫がいる。

その時点で、働きたいと密かに思っている、能力のある女性が社会に進出することの妨げになっている。

さらに、働いていても、家事や育児は妻がやることを当たり前という態度でいる夫。こどもの送迎、学校や園の行事、急な体調不良の対応まで、基本的には妻がやるものだと思い込んでいる。

これでは、仕事を頑張れば頑張るほど、生活が回らなくなり、妻はどんどん苦しくなっていく。

多くの女性は、自分の仕事は全力でやりきりたいし、こどものこともできるだけ母である自分がやってあげたいと思うのではないでしょうか。そうなると、必然的に忙しくなる。

そんなとき、自分が好きで働いているんだから、家事も育児もやって当たり前・・という態度を夫にとられたら、どのような気持ちになるでしょうか。
逆に、「仕事も頑張っているのに、こどものことも一生懸命でありがとう。」というような感謝の気持ちが妻に伝われば、お互いに気持ち良く過ごせるのではないでしょうか。

日本の労働力や生産性を上げることは、みんなのための経済戦略。

女性が、働きたい、何かをしたいと意志表示したときには、パートナーはぜひ、それを止めないでほしい。
そっと背中をおしてあげたり、外での出来事や、ときには愚痴を聞いてあげてください。

教育によって、性別による「ねばならない」という固定観念を解放する。

私自身も二人の子供を育てながら仕事をしてきて思うのは、最初から家事・子育ては、女性と男性が一緒に協力して積み重ねていくことだと教育されていれば、大分楽だったのでは?ということです。

男女が生きやすい社会にするために、こどもの頃からの教育が必要です。

教育によって、性別による「ねばならない」という思い込みから解放されれば、もっと生きやすく、誰もがイキイキと多様な働き方ができる社会になるのではないでしょうか。

しいては、女性活躍が加速し、さらには、高齢者や障害をお持ちの方など多様な人が活躍できる場が広がると考えます。

 

 


 

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